今日の出来事が強すぎて。彼女がますます忘れられず眠れない夜

Posted on: 9月 24, 2017 Posted by: tensi77 Comments: 0

今日の出来事が強すぎて。彼女がますます忘れられず眠れない夜

僕は、高校最後の大会に向けて、サッカー部で猛練習していました。体力、気力ともに限界の中、同じく熱の入ったチームメイトからのスライディングを受けて、脚を負傷してしまったのです。その怪我をしてから入院するまでは、チームメイトのことを少し恨んでいましたが、今となっては、少し感謝もしています。病院で、すばらしい人に出会えたからです。
1週間の間入院することになった僕の気分は、当たり前だけど沈んでいました。退屈だな、なんて思いながらベッドで寝転んでいると、ドアがノックされました。「失礼します。」そう言って入ってきたナースさんは、ほんのりと化粧をしていて、キレイな長い髪の毛を後ろで束ねていて、同級生とは違う、大人っぽい魅力でいっぱいでした。「私があなたを担当することになったから、よろしくね。」その言葉を聞いて、気の無い返事をしたけれど、心の中では強くガッツポーズをしていました。彼女と話す機会は1日3回で、朝ごはんを持って来てくれるとき、晩御飯をもってきてくれるとき、そして、昼の休憩時間の時です。昼の休憩のときは、僕が松葉杖をついて彼女を探して話していました。「あら、また来たの?そんなことしてたら治るのが遅くなっちゃうわよ。」と、困ったように笑う彼女の笑顔を見ると、とてもドキドキしてしまいます。そうして、楽しく入院生活を送って6日目、いよいよ、明日で退院となった今日、嬉しいことがありました。晩ごはんを持って来てくれたときに、小さな紙が添えられていました。「今日の夜12時に、迎えに行くわね。」とてもドキドキしてしまって、晩御飯の味はわかりませんでした。いよいよ12時になって、ドアがノックされました。「明日で退院だし、いいもの見せてあげるわ。」車椅子を持って来てくれたので、それに乗って夜の病院を移動していきます、「ここよ。」鍵を開けてドアを開くと、そこは屋上でした。「ここからだと、この街を一望できるのよ。綺麗でしょ?君があんまりにも私に懐いてくれて、嬉しかったから、退院の前にお礼をしようと思ったの。」そう言って僕に微笑みかけるその顔の方が、百万倍綺麗ですよ、とは言えずに、綺麗ですね、とだけ返しました。「明日も早いんだし、もうおやすみなさい。」病室に戻ってそう言われたものの、まだ胸がドキドキしてしまって、全く眠れないです。今日の出来事は僕に取って、一生忘れられないステキな思い出になりそうです。